不動産投資情報の仕入先  雑誌編

2012年2月2日

新聞でも雑誌でも、普通の記事と違って、広告記事という枠があります。

一般的な広告は雑誌の裏表紙をはじめ、新聞なら一番下の枠などに主に出ています。

最近は広告料の調達が厳しいからか、平日にも新聞の見開きで広告が載ることがあります。

新聞なら紙面の上に、社会面なら(社会)、経済面なら(経済)、広告ページなら(広告)と書かれているからわかりますが、テレビとなると境がはっきりしませんよね?

番組と番組の間のならCMだとはっきりわかりますが、
ジャーナリストや作家がインタビューなどで厳しい突っ込みをする番組かと思っていたら、
とんだ提灯(ちょうちん)持ちの広告番組…ということも実際あるように思えます。

先日、勉強になるだろうと思って買おうとした雑誌、それは賃貸アパート経営のものでしたが、
開いてびっくり、50%があからさまな広告で、残りの40%は一般的な記事かと思ったらそれも広告。

残り10%…知識や専門用語に関わるページになっていますが、よ~く読んでみると、そこも広告主が不利益にならないように「ごますり」的な解説内容になっていました。

実のところは…

これを買って読んで、物件買ったら…投資家はどうなってしまうのでしょうね。

実際のところの話は、ぜひお会いしてからお話ししたいと思います。

はじめての住宅ローン

2012年1月31日

住宅ローンに詳しいという若い方は少ないと思います。

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一方、不動産業者は契約が決まればほぼすべてに住宅ローンが登場することになるので、当たり前のように詳しくなります。

もしあなたがまだ20歳代後半か30歳代前半で、はじめて住宅購入を考えていらっしゃるのであれば、
ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ知ってほしいことがあります。

何事も外堀を埋める慎重なタイプのあなたは、
きっと仕事が休みの土曜日に銀行の住宅ローンセンターへ相談に行かれることでしょう。

さらに外堀から埋めるあなたは、
ネットのサイトで自分の年収などを入力して融資可能額を引き出すでしょう。

ところが、上の2つはいずれも、買おうと希望している不動産物件が具体的ではないため、
一般論程度の目安額がわかる程度です。
金利もです。

今、変動金利は2.375%ですが、銀行によっては、またはあなたの属性(年収や勤務している会社や勤続年数などの条件)によっては、
優遇といって、上の数字から金利をサービスしてくれます。
たとえば1.7%の優遇となれば、0.675%でウン千万円が借りられてしまうのです。

3,000万円融資、30年返済という条件の場合、

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変動金利そのままなら、月々の返済が116,600円で、総支払額が4,198万円

それが、0.675% になると…?
月々の返済は92,100円(差額24,500円)で、総支払額は3,315万円となります。
支払総額の差額883万円は大きいですよね~。

その金利優遇は、実は水ものですし、銀行も営利企業ですから…。
実際に不動産の購入となれば、外堀を埋めるのも良いでしょうが、まずは私どもにご相談いただければそのへんイチからお教えします。

セキュリティー対策  賃貸アパート・マンション編

2012年1月31日

以前、私が在籍していた会社では、小規模でありながらも分譲マンション並の「セキュリティーマンション」を売りのひとつとしていました。

外には24時間赤外線が走り、不審者の侵入には警報が鳴り、分譲マンション並み?のエントランスを設け、人数の認証をして入り、影から認証人数以上の人が入るのを防ぎ、
自分の部屋の玄関ドアに行くと、鍵穴のないカード読み取り式の錠前があり、部屋に入ったらセンサーが働く…というシロモノでした。

これはまさに、「安全性」もさることながら、永遠のテーマ「空室対策」を兼ねたひとつの試みでした……が。

機能した点
1)入居希望者に訴えることができた(犯罪の被害に遭った方もいた)
2)セキュリティー費として賃料に上乗せができた

そうでもない点
1)赤外線の誤報が多すぎて、警報は鳴らないようにセットすることになった
2)人数の認証を誤って入館して警報が鳴っていたが、騒音が高いために警報音を消すことになった
3)入居者は宅配便の配達にいちいちエントランスに取りにいかなければならなくなった
4)玄関が電子錠になったため、内鍵、鍵の紛失などの対応や事故が多発した
5)室内の警報について、入居者は周囲の迷惑を考えて、スイッチをオフにしていることが多かった
6)室内アラームシステムは、自動的に登録された電話番号へ電話がかかる仕組みになっていたが、NTTの固定電話の登録が必要だった。入居者のほとんどが固定電話を設置せずに機能も使われず仕舞…

7)玄関のオートロックは電池式のため、電池が完全に消耗して入室出来ない事態がおきた。また、電池交換時に無理をして断線するケースが多かった

普通の錠前は数秒で開けてしまうそうです

これからの点
1)上記6)の例から、せめて携帯電話に連絡がいくようにするべき
2)防犯能力の強さと、生活の便利さは相反することなので、妥協点を検討するべき
3)実際事件が起こった時の対処を想定しておくべき

先に紹介したマンションでは、当初警報音のスピーカーが外に向いていたため、深夜の警報などで苦情が多発したり、
また、警備会社との連携の悪さから、実際に事件が起きた時の想定がまったく甘かったこともありました。

機械に防犯を任せても完全に防ぐことは出来ません。
ただ、現に毎日のように全国で犯罪は起きていますので、実情に見合った対策をたてるべきでしょう。

あまり、入居者に手間をかけるようなシステムは機能しないこともわかりました。
くわしい話は来店されたときにでも。