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横浜市南区の不動産会社栄都

賃貸物件の…表沙汰にならない事件

2013年9月9日 月曜日

女性の一人暮らしにはいろいろ危険がつきものです。

玄関ドアに小さく丸いレンズがついていて、部屋の内側から外側の様子を伺うことができるものがあります。

ドアスコープというものですが、実はこれが割と簡単に壊せたり取りかえられたりできるのです。

頻繁に使うものでもないので、放っておくと、いつのまにか外側からも覗けるようになっていたりして、とても怖いものです。

そんなこともあり、最近の玄関ドアにはスコープが無いものが多く、または、スコープを内側からカーテンなどで隠せる代物まであります。

玄関ドアに郵便受けがある場合も注意です。

胃カメラのような特殊なスコープを差し込んで、外からデジカメやビデオで中を覗くようなケースもあるようです。

最近の賃貸住宅には、セキュリティーを強化しているものもあります。
セコムや綜合警備保障などと提携をして、緊急呼び出しボタンを備えるなど、それを売りにしている物件も多く見かけるようになりました。

隣の住民が犯行におよぶ…というケースもあるので、上のような提携があるから絶対安全…とは言えませんが、
最低でもモニター付インタフォンが付いている物件を選ぶなど、物件選びも慎重に。

シェアハウス ~こんなトラブルも!~

2012年5月20日 日曜日

いっときマスコミにも取り上げられ人気になって、今はそうでも無くなったシェアハウス。

内情はさまざまなようです。
不動産業者の立場からですと、家の所有者や投資家の方々への呼びかけになりますが、
いいところだけではなく、実情も知らないといけないかもしれませんね。
以下の会話はあるシェアハウスでの事件の実況ですが、これ、どう思われますか?

洗濯乾燥機の使い方についてのやりとりです。登場人物は2人、どちらも女の子です。
Aさんは洗濯乾燥機に入れてそのままその場を外してます。そこへBさんが来て…。というシチュエーションからの出来ごとです。

では、どうぞ。
Aさん 「だからさあ、まだ乾いてないのになんで勝手に取り出すわけ?」

Bさん 「だって乾燥機終わって止まってたし」

Aさん 「止まってても、触れば乾いてないことくらいわかるでしょ!」

Bさん 「そういうけどさ、止まってから30分は待ったんだよね、こっちだって仕事あるし」

Aさん 「乾いてないならボタンもう一回押してくれればいいじゃん!」

Bさん 「今日休みなんでしょ?また乾かせばいいことじゃん、何そんなに怒ってるわけ?」

Aさん 「こういうのは順番でしょ。あたしだって予定あるから急いでるの! 第一、生乾きはクサくなるのわかると思うんだけどなあ」
どちらが悪いと思いますか?
お互いにちょっと声を掛ければ済む話のように思えますが…、
このように、“常識”が違う者同士が同じ屋根の下に住むことから、衝突が出てくるのもわかります。

シェアハウス…良いこともありますが、このようにちょっとしたことでも問題になってしまうこともあるのです。

日本人同士ならまだ話し合いが出来るものの、これがもし外国人どうしとなると、宗教も違えば、思想の基本も違います。

AさんだかBさんはこのあと一切話をしなくなり、どちらかが数カ月後に退去したそうです。

もし、投資としてシェアハウスを検討されているのでしたら、こういう状況も考えておかないといけませんね。

再度言うようですが、ちょっと気を付けていれば、ちょっと声を掛ければ済んだこと…ですね。

セキュリティー対策  賃貸アパート・マンション編

2012年1月31日 火曜日

以前、私が在籍していた会社では、小規模でありながらも分譲マンション並の「セキュリティーマンション」を売りのひとつとしていました。

外には24時間赤外線が走り、不審者の侵入には警報が鳴り、分譲マンション並み?のエントランスを設け、人数の認証をして入り、影から認証人数以上の人が入るのを防ぎ、
自分の部屋の玄関ドアに行くと、鍵穴のないカード読み取り式の錠前があり、部屋に入ったらセンサーが働く…というシロモノでした。

これはまさに、「安全性」もさることながら、永遠のテーマ「空室対策」を兼ねたひとつの試みでした……が。

機能した点
1)入居希望者に訴えることができた(犯罪の被害に遭った方もいた)
2)セキュリティー費として賃料に上乗せができた

そうでもない点
1)赤外線の誤報が多すぎて、警報は鳴らないようにセットすることになった
2)人数の認証を誤って入館して警報が鳴っていたが、騒音が高いために警報音を消すことになった
3)入居者は宅配便の配達にいちいちエントランスに取りにいかなければならなくなった
4)玄関が電子錠になったため、内鍵、鍵の紛失などの対応や事故が多発した
5)室内の警報について、入居者は周囲の迷惑を考えて、スイッチをオフにしていることが多かった
6)室内アラームシステムは、自動的に登録された電話番号へ電話がかかる仕組みになっていたが、NTTの固定電話の登録が必要だった。入居者のほとんどが固定電話を設置せずに機能も使われず仕舞…

7)玄関のオートロックは電池式のため、電池が完全に消耗して入室出来ない事態がおきた。また、電池交換時に無理をして断線するケースが多かった

普通の錠前は数秒で開けてしまうそうです

これからの点
1)上記6)の例から、せめて携帯電話に連絡がいくようにするべき
2)防犯能力の強さと、生活の便利さは相反することなので、妥協点を検討するべき
3)実際事件が起こった時の対処を想定しておくべき

先に紹介したマンションでは、当初警報音のスピーカーが外に向いていたため、深夜の警報などで苦情が多発したり、
また、警備会社との連携の悪さから、実際に事件が起きた時の想定がまったく甘かったこともありました。

機械に防犯を任せても完全に防ぐことは出来ません。
ただ、現に毎日のように全国で犯罪は起きていますので、実情に見合った対策をたてるべきでしょう。

あまり、入居者に手間をかけるようなシステムは機能しないこともわかりました。
くわしい話は来店されたときにでも。