任意売却の申込期限はいつ頃までに?

2012年3月6日

一般的にローン滞納から4ヶ月以内と言われています。

だいたい~3ヶ月までに銀行から督促状や一括返済の通知が届き競売手続きに

入る準備がなされます。

その後は、地方裁判所より競売の開始通知が来て、この時点から4〜5ヶ月ほどで

競売入札が行われます。

現実として半年後には自宅は他人の物になり立退きに…とういようになってしまいます。

◇競売と比べ任意売却のメリットは…

・競売での落札よりも高値で売却、金融機関へより多く

の返済が可能。

・引越費用を用意してもらう事が可能。

・ローン滞納などの事情を近隣に知られる事なく売却

可能。

・残った債務(ローン)について、金融機関と返済方法の交渉が可能。

・引越をせずに住み慣れたご自宅に引き続き居住する事も可能。

などのメリットがあります。

例えば、任意売却後に残債務(ローン残金)が残っていても銀行側は債権回収が

出来ないとして回収見込みの薄い債権を債権回収会社(サービサー)に売却する

事があります。

そうなると債権の価値は大幅に少なくなり、債権回収会社(サービサー)との

交渉によって回収の見込みの薄い債権を債務者が支払い出来る金額まで

引き下げすることも可能な場合があります。

ローン滞納等しないに越した事はありませんが、突然の事情等でやむを得ない

場合は、先を見据えてまずは専門化の方へ相談して解決策を見出すことが大切

なのではないかと思います。

こう言った事情は他人へ話しづらい事かもしれませんが、まずは第一歩を踏む

事がこれからの未来へ繋がる道筋になるのではないでしょか。

歩道の切り下げ工事について

2012年3月5日

道路に面している住宅で新たに車庫を造る場合、前面の歩道に段差があれば、

歩道の切り下げ工事が必要となります。

工事費は施工部分の幅や舗装の種類、ガードレールやガードフェンス

撤去の有無、道路標識付替えの有無、電柱移設の有無、街路樹など

植栽の有無、側溝工事の有無、付随する歩道の補強工事の程度など

によって異なりますが、30~60万円程度の工事費用が掛かって

しまいます。

工事が出来ないケースもあるので、事前に管轄の土木事務所へ確認

が必要です。

工事費用を避けるために自身で乗り上げブロックやステップ板を設置する

ことは多くの自治体で禁止しています。

しかし、自治体などが強制的に撤去したり強く指導したりせず、

ほとんど野放しの状態となっているのが現状です。

但し、バイクや自転車が乗り上げて転倒し死傷事故が起きたとすれば、

それを置いた個人が責任を問われることもあり得ますので注意が必要

です。

中には車いすの通行のために置いているブロックなどもあるでしょう

から、一概にすべてがダメだともいえないのでしょうが…

 

歩道の切り下げ工事をしないままで、車の進入部分にブロックなど

を置いている中古一戸建て住宅を購入する場合、事故時の責任の

リスクも買主が引き継ぐことになりますから注意が必要ですね。

家を持つということ その3 ~あなたも現場監督~

2012年3月5日

建売住宅を「建てる前に」購入した友人が、こんなことを話してくれました。

自分はできるだけ多くの時間、建築現場に行っていた。最初は眺めてるだけだったけど、そのうち大工さんと仲良しなって簡単な作業をやらせてもらえるようになった。
それでわかったのは、自分の家と、同じメーカーが造っている隣の家とは全然違ういいモノになった…やっぱり、建築現場を見なきゃダメだね~。

・・・って。

ちょっと怖い話ですよね。他が欠陥というわけではないのですが、「(一緒に建てたものの中では)よりしっかり」造れたそうです。

以前、欠陥住宅が社会問題になりました。
建築会社が適当なものを造っておいて、さっさと倒産。
施主(買った人)は無償修理の依頼も出来ずに泣き寝入り…これに消費者はビビりました。
イヤホーンひとつ買っても保証書があって、壊れたら1年は保証してくれているのに、家には…と。

そんな背景があって、住宅瑕疵担保履行法というのができて平成20年から欠陥建築を建てた業者が倒産しても、保険でカバーしますよ、ということになりました。
これによって、業者は造る前に保険料を支払うことになり、どっちにしてもお金のかかることになりました。

消費者は、もしこの業者が倒産しても…と保証が出来て安心かもしれませんが、安心…ですか?
実際倒産でもされたら、工期は遅れる、窓もドアも無い状態で雨ざらしになる…等、あなたを不愉快にさせることがたくさん起こるでしょう。

倒産がわかっている会社は、施主であるあなたから、いろいろ名目をつけてお金の前払いを請求してくるでしょう。
そうなったら気をつけなければなりません。

でも、たとえば毎日現場に足を運んでいれば、そういう万一の情報も入ってきやすくなるというものです。

そういった万一のことが起こってはいけないのですが、
自分や自分の大切な家族が住む家です!釘一本打つのも、建具ひとつ着けるのも丁寧に慎重にしっかりやってほしいものです。

あなたが大工さんといい関係をつくれたら…大工さんも人間です、きっとあなたの期待に応えてくれると思います。

ヘルメットに二重線はなくても、あなたがあなたの家の現場監督になれるのです。