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横浜市南区の不動産会社栄都

住宅ローンの物件担保

2012年2月14日 火曜日

住宅ローンの審査がされる時には居住する物件が担保になります。

(居住しないものには住宅ローンとは言いません)

 

 

住宅ローンの担保は融資を行うと共に、対応する物件に抵当権が決められることにより話がまとまります。
抵当権が定められた物件は、住宅ローンが返済できない場合にローンと相殺されることになるはずなのですが、この長い不景気により、担保評価が下がり、追い金をしなくてはいけない状態の方が多数です。

 

 

そんな歴史を踏まえ、担保物件の評価が低いのに対し借り入れ希望金額が多い時には、住宅ローン審査に通らないことになります。
担保物件が低い評価を受けると、ローンが支払えない時に担保不足になってしまい、貸した金融機関に損害が生じるからです。

 

新築物件を買うために住宅ローンを申請するケースでは、それほど問題にはなりません。
難しいのは、中古物件の購入時の住宅ローン審査基準となります。
購入希望が担保の評価が低い中古物件で、担保が不足すると、審査が通らなくなってしまいます。
金融機関で申請する住宅ローン審査においては、中古物件を新規で申し込もうとする場合に基準設定が厳しいようです。
けれども、借り換えの際はまた違って、新規の申し込みに対して審査基準が相当甘くなります。

 

物件の査定が中古物件のポイントになり、借りたい額と査定額のバランスが悪ければ審査が通らないことが珍しくありません。
借り入れを受けたい金額より査定額が大きく下回った場合、減額を余儀なくされることがあります。
住宅ローンの借り換えをする際には、自己資金の割合が高いほど審査が通りやすくなります。

2012年使える住宅購入の優遇制度はこれです

2012年2月4日 土曜日

税金の軽減や住宅ローン金利の引き下げなど、住宅購入を後押ししてくれる優遇制度は沢山あります。

しかし、2012年1月にまとめた「社会保障・税一体改革素案」で消費税アップや相続税の増税を打ち出している中、特に消費税増税は住宅購入に大きく影響してきます。

現在の制度をもう一度整理して購入時期等、将来設計を考える必要がありそうです。

 

①    住宅ローン

優遇内容:控除額最大300万円(長期優良住宅又は認定省エネ住宅なら最大400万円)

建物の条件:有/人の条件:有

適用期間:2013年3月31日の入居まで(2013年は控除額が縮小)

②    贈与税の特例

優遇内容:親や祖父母からの住宅資金の贈与について1000万円(省エネ又は耐震住宅なら1500万円)まで非課税

建物の条件:有/人の条件:有

適用期間:2014年12月31日の贈与まで(2013年以降は非課税枠が縮小)

③    フラット35Sベーシック/エコ

優遇内容:当初5年間0.7%(東日本大震災被災地は1.0%)金利引き下げ

建物条件:有/人の条件:有

適用期間:2012年10月31日の申し込みまで

④    復興支援・住宅エコポイント制度

優遇内容:15万円(東日本大震災被災地は30万円)相当のポイント

建物の条件:有/人の条件:無

適用期間:2012年10月31日の着工まで

⑤    不動産所得税の軽減

優遇内容:土地・建物の税額を軽減(標準税率4%→3%など)

建物の条件:有/人の条件:無

適用期間:2015年3月31日の取得まで※

⑥    登録免許税の軽減

優遇内容:建物・ローン分の税率を軽減(新築住宅0.4%→0.3%など)

建物の条件:有/人の条件:無

適用期間:2013年3月31日の登記まで

⑦    固定資産税の軽減

優遇内容:新築後3年間(マンションは5年間)の税率を1/2に

建物の条件:有/人の条件:無

適用期間:2014年3月31日の新築まで※

⑧    長期優良住宅優遇制度

優遇内容:各種税金(固定資産税を新築後5年間<マンションは7年間>1/2など)、

フラット35Sの金利引き下げ期間が20年に

建物の条件:有/人の条件:有

適用期間:2014年3月31日まで(住宅ローン控除、フラット35Sを除く)※

⑨    譲渡損失の繰越制度

優遇内容:自宅を売って損した金額を最長4年間の所得から繰り越して控除

建物の条件:有/人の条件:有

適用期間:2013年12月31日の売却まで※

※2012年度税制改正に盛り込まれた改正内容です。

住宅ローンの借換え

2012年2月2日 木曜日

住宅ローンの借換えの基準は一般的に借換え後の金利が1%以上下がり、ローン残高が1000万円以上で、返済期間が10年以上ある場合は借換えた方が金額的に得だといわれています。(あくまでも一般論ですが…)

借換える場合でも、現在のローンを完済して他のローンに組み替えることになるので、借換えに伴う融資手数料や抵当権抹消・設定費用などが掛かり最低でも20万~30万円は必要になるといわれています。

 

個人的なことですが、最近住宅ローンの借換えを検討しており某銀行の査定を受け通った為、現在借りている銀行にローン残金の返済申し入れをした所、「売却ですか?」と…

素直に「借換えです」といった所、金利の見直しをさせて頂き引き続きお取引を継続してもらえないでしょうかとの事でした。

借換えを検討している銀行は、繰上げ返済手数料無料で、変動・固定金利の選択が自由に出来るようになっています。(現在取引銀行は、繰上げ返済手数料が有料で一度固定にしてしまうと変動には変更出来ないようになっています)

そのことを話した所、本店の決済が必要ですが相手銀行の条件を出来る限り受けさせて頂く方向で検討させてくださいとの事でした。

借りる時は厳しく、離れる時には手のひらを返したように良い条件を出してくるのはどうなのか‥と思いますがこちらも条件が良くなればそれに越したことはないので納得するしかないのですが…

言いたい事は、仮に金利の優遇をあまり受けていない方は一度銀行へ交渉された方がいいという事です。     

銀行側も1顧客をなくすよりは、少し金利の優遇をしてでも取引の継続を望むケースもあるのではないでしょうか。

交渉はタダなので一度言ってみる価値はあるかと思います。