‘5-会社概要’ カテゴリーのアーカイブ

横浜市南区の不動産会社栄都

厳しくなった不動産取引

2011年12月20日 火曜日

年末、家の書類を整理していたところ、昔アパートを借りたときの契約書等が出てきました。
もちろんもうそこからは引っ越したのですが、驚いたのはほとんど手書きだということ。それと内容の薄さ。

本文と写真は無関係です

今はまず、本人確認からはじまり、暴力団やその関係者でないこと、また、そういった方々を出入りさせない事の誓約書、

重要事項説明では、「アパートの大家さんがそのアパートを買うためのローンが払えなくなって競売になり、買主がついたらあなたはここを 出ていかなきゃいけないしかなりの確率で敷金も戻ってこないんだよ」と教えてあげないといけません。
アスベストが使われているのか否か、土砂災害警戒区域に入っているか否か…などとにかく説明することが多くなりました。

不動産業者がお客様にもし間違ったことを伝えて、または事実を知っていたにもかかわらず教えず、
「そんなこと知ってたら買わなかった、借りなかった」ということがわかってしまうと、悪質な場合、業者の免許が取り消されてしまいます。

その中でも業者が一番気にするのは「事故物件」…ですかね。その中でも心理的欠陥…いわゆる自殺物件です。
借りるアパートの部屋で以前事件で人が死んでいたり、自殺していたとすると、売主は仲介業者にそのことを伝え、仲介業者はお客様に事実を伝えなければなりません。
中には家賃が安ければ(事件事故は)全然構わない、というお客様もいらっしゃいますが、そういう部屋ならやめます…というお客様が多くなるでしょう。

でも、ずっとその事実を言わなきゃいけないかというと、法律的にはいろいろ判例があって決まった線引きはありません。

取引から10年で時効を迎えるというものもあれば、当時事故のあった建物が建替えられれば伝える必要なし…とか。

本文と写真は無関係です

アパートマンションのオーナーはもちろん、不動産業者はこういうことがあるから、どうせ事件事故を起こすなら、部屋から出てやって欲しいと思うのです。不謹慎ですが。

子供にお金の話がうまくできないならこの本を

2011年12月20日 火曜日

「犬が教えるお金持ちなるための知恵」は先に紹介した「金持ち父さん 貧乏父さん」から8年を経て出版された本です。

飼い犬がなんと人の言葉を喋り出すのですから、お金の話なのに楽しく読み進められます。

主人公の女の子が家の前で迷子になっている犬を助けて飼うことになるところから物語が始まりますが、
なんとその犬がある投資家の家で飼われている優秀な?犬で女の子にお金の知識を授け始めるのです。

小遣いを貯めて普通にCDを買いに出ようとした女の子に、「本当にそのお金使っちゃっていいの?」と尋ねるところから始まり、女の子がお店を運営して、ビジネスセンスを身につけるところまで「指導」していきます。
印象的だったのは、小さいお金はお金を産まないけれど、大きなお金はお金を産むということ。

不動産投資でも同じことが言えます。
郊外のワンルームをいくつか持っていても、大きなお金を産まないのですが、
都内の駅近ワンルームでしたら、高額ではありますが、それなりのアガリが期待できます。
表紙を見て子供向けの本だと侮ってはいけません。今の自分(あなた)と11歳の主人公の女の子と比較したらおのずと…。

ラストシーンは映画にしてもいいくらいきれいな終わり方でした。お勧めの一冊です。

高校生の私の娘も読んだようですが、様子を見ているとまだまだ理解されてないようです(悲)
③犬が教えるお金持ちになるための知恵  ボード・シェファー著  ソフトバンク文庫

1,000万円単位の不動産投資

2011年12月20日 火曜日

以前、株投資の本に、1,000~2,000株程度の売買しかできない投資家のことを、証券会社ではゴミと言っていると書いてありました。
おいしい情報はお得意様のみ、取引手数料を落とさないゴミ投資家にはいい情報がなかなか回ってこないものです。

不動産投資で同じことが言われていると聞いたことはありませんが、1,000万円現金で持っていても不動産投資の世界ではどうにも力不足です。
マンションの一室を600万円で買って、300万円かけてリフォームして売りますか?もともと600万円の物件ですから、きれいにしたと しても2,000万円には…なかなかならないものです。
それでも構わないというのであればいいですけど。
1,000万円が例えば遺産で転がり込んで来たとしたら、どこからともなくいろいろ投資話のお誘いがくるでしょう。
FX(外国為替証拠金取引)ですか?商品取引ですか?業者に勧められるままにこういった投資をするのはお勧めできません。

さらにもっとお勧めできない投資もあるのです。
それは不動産の共同購入です。

絶対に個人では買えない額の高額なビルを一口1,000万円で買いませんか?口数に応じて利回りから得られた収入をお支払いします。
というものです。

私はどちらかというと(強力に)お勧めしません。

(本文と写真とは無関係です)

以前、その物件概要を見たときアブナイ臭いがしました。

東京都港区の事務所ビル8億円
1,000万円を一口として限定80口、
年間賃料収入○○○○万円(現在満室)
銀座線、新橋駅から徒歩○分
平成○年築、地下1階地上8階

これだけ見ると、一見“いい商品”のように思えますよね。
退職金で1,000万円手元にあれば、1口を、遺産で3,000万円あれば3口買うことができアガリも3倍になります。

くわしくは書きませんが、こういう商品って“ゴミ投資家用”の代表的な商品で、落とし穴…アリアリです。

チェックポイントは、
本当に8億円相当なのか? 平成○年築ということはそろそ大規模修繕の時期? 賃料は減額傾向にあること…、
きっと商品を提供している会社の説明では全部問題無いというでしょうが実際は…。

もちろんうまく収入を得ているケースもありますけどね。