‘徳ちゃん’ カテゴリーのアーカイブ

横浜市南区の不動産会社栄都

アパート・マンション これからのトレンドは?

2012年1月14日 土曜日

投資用のアパート・マンションを建築する場合、これからのトレンドはどうなるのだろうとよく考えます。そのひとつが「女性専用」だったわけですが、どうもぱっとしませんでした。

理由は先に書いたとおりです。

もうひとつ、「セキュリティー」にも注目しました。
犯罪が多いですからね。

アパートでありながら、エントランスがあって、誰でもかれでも玄関ドアまで来ることはできません。
インターフォンで相手を確認してからエントランスの解錠をします。

敷地の周りには赤外線のバリアがあって、もし泥棒が柵を乗り越えてくると感知するようになっています。

万が一、泥棒がそこに侵入したとしても、玄関ドアは電子錠になっていて、針金でコチョコチョする穴すらありません。

万万が一、泥棒が部屋に侵入したとしても、センサーが感知してアラームが鳴ります。それと同時にあらかじめ設定されている電話番号に自動的に発信して、部屋の物音を聞く事が出来たり、泥棒に声で威嚇することができます。

…とここまで書くとすごいのですが、扱うのは全部人間。
面倒くさがり屋さんは、警報の電源をオフにしてしまうし、しばらく使わないと、どの機械が何なのかわからなくなってしまいます。

さらに自動的に電話が…といっても、固定電話に加入しないとできないサービスで、せっかくの機能でしたのに使われるケースはほとんどありませんでした。

入門の手続きが厳しくなったことで、宅配の配達のたびに、エントランスに取りに行かなくてはならなくなりました。
これは、結構不評でした。
かといって、宅配のお兄さんのかっこして泥棒に押し入るのはよくある手口なようで、我慢してもらいました。

女性入居者に聞いたことがあります。

家に帰ると、何かちょっとしたものが無くなっていたり、玄関ののぞき穴が壊されていて、外から丸見えだったり。
怖いですね。
ちなみに玄関ののぞき穴は丁寧に壊して、中のレンズを取ってまたカバーをかけてしまうと、入居者は異常に気付きにくいのだそうです。

もしあなたが投資用のアパートを持つとしたら、セキュリティーを取るか、入居者の利便を重視するか…?

どう考えますか?

未公開物件から公開物件になるまで

2012年1月13日 金曜日

このブログを読んでいるあなたにとっては当たり前の話かもしれませんが、
一般の方が不動産物件を検索するときによく使うのは、スーモですか?アットホーム、ホームズ、ヤフーのHPから…ですか?
どちらか、あるいは全部はないかと思います。

一方、一般のかたが見れそうで、見ることができない…不動産業者がIDとパスワードを使って入るサイトがあります。
それがREINS(レインズ=不動産流通機構)。

リアル・エステート(不動産の意味)のRE
インフォメーション(情報)のI
ネットワーク(網)のN
システム(機構)のS
アメリカでは古くからある流通システムでしたが、それを日本でも採用したというものです。

このIDとパスワードがあれば、北海道から沖縄まで、登録されている情報を全て検索することができます。
つまり目の前のお客さんが(そんなことはありませんが)沖縄と札幌にマンションが欲しいと言われても対応出来てしまうの
です。

全国のほとんどの不動産屋さんが、この情報網の中にいるので、不動産を見つけに地域の業者2~3軒まわっても、紹介される物件が同じ…ということになるのです。

駅などで無料で配布されているスーモ(住宅情報誌)で、同じ物件がずら~っと出ているのもその表れで、
もう、ほとんどの不動産情報は共有されているのですね。

じゃ、どこの不動産屋に行っても全く同じなのか?というと、
そうではないのです。

不動産とは唯一無二なもの。
レインズなり、アットホームなり情報網に載る前の状態というのを想像してみてください。

不動産業者は、例えば売り情報が出たら、まずは自分の顧客で契約ができないか?
それがダメなら同じ会社の他の営業の顧客で契約できないか?
を考えますよね?
そうすれば、売主からも、買主からも手数料が頂けるわけですし。

それでもダメなら、仲間の不動産業者に連絡してそこで契約できないか?

それでもダメなら情報網へ…ということに…なりますよね?

ま、いきなり出てきた物件を自社で契約できるというラッキーなケースは、
大手になれば確率は上がりますが、そうないものです。

検索サイトに出ている物件が“出がらし”…とは言いませんが、信頼できる不動産業者さんと仲良くなれば、
情報網に載る前の情報があなたにやってくることになります。
これって、すごいことなんですよ。

解体時のアスベスト飛散が心配?

2012年1月12日 木曜日

近所の工場が壊されていつのまにか宅地になりました。
ところが、その工場にアスベストが使われていて、解体する際にそれが飛び散り、肺に入って病気に…。
こういう社会問題があってから、アスベストの扱いにはとてもシビアになりました。

鉄骨に吹き付けられたアスベスト

解体業者さんも、アスベストがあったら、家に覆いをして解体しなければならず、
値段も大きく違ってくるので、見積もりの時にその辺をよく見ていきます。

そもそも、アスベストは当時とても便利な素材でした。
鉄骨にそれを吹き付けておけば、空気と触れることなく錆が防げました。それがまた安価だったので普及しました。

理科の実験の時に、ビーカーの液を温める時に、アルコールランプの上に置いた板がアスベストでした。
そんなイケナイ物質とは全然知りませんでした。

でも、今、たとえば新築をしようとする方は心配しないでくださいね。
業界でもアスベストは流通していませんから。

もしあなたのお宅の近隣で中古の一戸建てを解体するという場合は注意が必要です。

ただ、神経質にならなくていいのが、屋根に使われているスレート板、や軒天井(業界用語では「のきてん」)に使われているアスベストを含有している石膏ボードです。

これは解体時にはゆっくり剥がしていき、その他の産業廃棄物とは別に処理されるようです。
吹き付け処理されたものに比べたらアスベストの細かい繊維が飛散する可能性は非常に少ないので、
隣の家屋が解体されるからといってビビる必要はありません。

アスベストの繊維

昭和50年代より昔の鉄骨造の家ですと、アスベストの吹き付けがされているケースも考えられるので、
ちゃんと覆いをして処理しているか、見ておいた方がいいですね。

昔は便利で安いからとじゃんじゃん使っていたのに、いきなり悪者扱いされアスベストにとっては迷惑な話ですが、
怖いことですが、身の回りをみたら他にもあるかもしれませんね。

私はちなみにトランス脂肪酸であるマーガリンをなるべく食さないようにしてますが。