一級建築士もどき

2012年9月8日

日本もいつのまにかこんなになってしまいましたか。

悲しいニュースです。

私たちが費用と時間を掛けて依頼する“建築確認”。
これが許可ならないと家を建てられません!

と言いきれるようなこの世の中で、その建築確認を申請する一級建築士が偽物だった・・・。
いったいどこに不満を当てたらいいのかわかりません。

先日、ニセ一級建築士が新たに9人いたと国土交通省が発表(合計15人)しましたが、
なんと大手ハウスメーカーにも2人いたとのこと。

二級建築士はそのまんまですが、一級になると“先生”と呼ばれます。

最近、“先生”と呼ばれる人たちって…て感じですよね。

学校、政治…。
なんか、腰の力が抜けると言うか、悲しいニュースです。

この業界、二級ではできないけれども一級ならできる、という仕事が結構あるのです。

それに、大手なら二級と一級ではきっとお給料も違うはずです。

一方で有名になった姉歯氏は、一級建築士でありながら計算をちょろまかした…。

どちらもどっちですね。

その大手ハウスメーカー、建築士法違反の疑いでその建築士を刑事告発する方針とのことですが、
本人(52歳)はすでに懲戒解雇…。
23年余り同社で働いて…悲しい最後ですね。

ああ、悲しい。
私?宅建主任者の資格はありますけど、まぐれで合格したようなものです(苦笑)そういう私も同罪?

9/7現在の工程

2012年9月7日

土地の造成からはじまり、擁壁の建設などいろいろな工程を経て、やっと全ての棟の基礎ができつつあります。

先行しているD棟は、すでに基礎の型枠が外れいていて、きれいなべた基礎が露になっています。

続いて、B,C棟、そしてE棟、最後にA棟という順で進んでいます。

D棟の基礎  乾燥期も経て上棟を待ちます

A棟はやっと、鉄筋を張れるような段取りになっています。

先に型枠を外したD棟ですが、9日日曜日に上棟という段取りです。
日曜日ですが、工事をさせていだきます。

すでに、次の仕様を建物の業者さんに伝えてあります。

屋根の質と色、外壁の質と色、玄関ドアのタイプと色および握手、フローリングの色と幅、建具の色、
その他、サッシの色、巾木や、玄関ドア枠、室内ドア枠、浴室ドア枠の色、
システムバスは、バスタブの色やパネルの種類と色、
トイレの便器の色、
キッチンの扉パネルの色、
洗面台の扉パネルの色
たった数棟だけですが、これだけ決めるにもひと苦労です。
(何十棟もある現場は誰がどのような過程で決めて行くのでしょうね)

外壁は3棟揃えますが、内装はテイストを変えました。

3棟のフローリングと建具は、濃さを変える…陽のあたりにくい奥の家は明るい色で、手前の陽が良くあたる家はコントラストをつけるようにしました。納得いくチョイスができたと思っています。どの棟もそれぞれ気に入っていただけると嬉しいです。

まだ、壁紙は決めていません。
どのようなものを選んだら、お客様に喜んでもらえるのでしょうね。

住宅ローン控除で対抗?・・・できる?

2012年9月3日

いつの間にか決まってしまった消費税増税。

二段階で上げるのなら、いっそのこと一回で…と思うのですが、どうやら税率は10%でもまだ足りないようです。

国の収入が無いのなら、国民から少しずつ吸い上げる消費税増税が(政治家にとって)最も簡単な策でしょう。

無駄を省く努力を中途半端にして、増税をしてしまうのはどうかと思いますが。

一方、住宅関連で言うと、消費税増税前の駆け込み需要が期待できるところですが、
顕著に(需要が)上がってきているとは私の知るところでは感じられません。

そんな状態を知ってか、政府は住宅ローンで所得税を減免する期間を延長する・・・ことを検討する。というニュースが
先日の日経の一面トップに出ていました。

さて、その(程度の)減免で、この状況の中、住宅が売れるようになるのでしょうか。

どうせ、何か施策を設けるのなら、長期におよぶサポートをしてもらわないと、
ほぼ税金のような電気料金と消費税を一方的に上げられたのでは、なかなか住宅を買おうとする人の気持ちが前向きにならないと思います。

世界的に不景気かと思いきや、新興国は高度成長期真っただ中!

そんな中で、先進国といわれる国々がヒーヒー言っているのはなんだか皮肉に見えますね。

金利を見ると、こんな時を逃してはもったいない思います。
なにせローンの金利は、優遇を得られてらもう1%を切っちゃってますから。
住宅は高い買い物であるだけでなく、支払いが長期に及ぶものなので、
単に数年程度の減税をしただけで、消費者の心に届くかどうか…。

単に頼っていちゃいけないんでしょうけど、いい施策をお願いしますよ~