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横浜市南区の不動産会社栄都

耐震、免震、制震、断震…

2012年3月12日 月曜日

3月11日を過ぎ、地震のことを考えたいと思います。

以前は地震が来ても耐えうる建物を建てようという思想のもと、耐震技術が発達しました。
しかし限界を感じたのでしょう、
高層ビルは、免震といって揺れを構造体が吸収して建物全体として被害が無いようにしようという発想になりました。
最近のビルは、ビル自体がしなることで倒れずに済んでいるのですね。

横浜のランドマークタワー(高さ296m)は、安定地盤の上に載っている…のだそうで…。
あんなに高いビルが地下3階の駐車場から下は数センチのコンクリートの床程度しかないって信じられますか?
わざわざ倒れるビルなんて造りませんか。

ところが最近は、制震といって、揺れをコンピュータで制御してしまおうというものもあります。

そう、ちょうどジャイロで転倒しない二輪走行ロボットや倒れないセグウェイがあるように、

倒れようとすると反対側に倒れ…というように、揺れの方向をコンピュータで検知して、そのビル自体が揺れないように太い腕でビルを動かすのです。
大がかりな機械が基礎を動かすわけですが、ビルにいる人は、全く地震を感じないそうです。
(縦揺れには対応しているのでしょうか?)

さらに断震といって、揺れからビルを断ってしまおうという発想があります。
住宅関連でいえば、地震を検知すると同時にポンプで空気を吹き出し、家を持ち上げてしまうものです。
ホバークラフトと同じ原理ですね。

さらにさらに、免震の応用なのですが、深く掘った地盤に免震機能を持たせたビルを建て、下に水を注ぎ込みます。

すると、水の浮力を活かしてさらに効果を高められるのだそうです。
ここまで書くと現実的な人は、ビルがひとつ地震で安全だと言っても、インフラ(電気、水道、ガス)がやられたら意味がない…とおっしゃるでしょう。

と思ったら、ひとつの街を水に浮かせて…という発想もあるとのこと。

もともと日本列島は地震の多いところにあたります。

船で行くとわかりますが、東京から大島、三宅島…八丈島、小笠原、グアム、サイパン…と下って行くと、そこはずっと火山銀座。
日本列島自体も北海道から九州以南まで100もの活火山があります。

そんな国ですから、揺れないはずがない…くらいのロケーションなのです。

揺れでビルや住宅が倒れてしまっては大変なことですが、揺れと一緒に生きていかなければならないのもこの列島に住む私たちの宿命です。

いつ大地震が来てもいいように、備えをしておくのが賢明でしょうか。

4年以内に70%の確率で?
私は疑問に思いますが、後にそれが間違いだと東大のセンセイに怒っても仕方がない話です。
皆様それぞれの責任でもしもの時に備えましょう。

木造住宅では、地震や災害に強く、耐火性も高い家、ツーバイフォー ( 2×4 ) 工法

2012年3月8日 木曜日

強固な耐震性能

世界の木造住宅のほとんどはツーバイフォー工法で建てられています。言わば、国際的に通用するスタンダード な木造建築方法です。木造軸組工法が柱、梁による線構造とすれば、ツーバイフォー工法は壁パネルによる6面体構造で、耐震性に 優れているのが大きな特徴の一つです。

日本は地震や台風が多く、不安は一つではありません。外部からの力を建物全体で吸収し分散させる強さを持ち、住宅
そのものが揺れや圧力に強い構造のツーバイフォー工法こそ、これからの家造りに求められる工法です。但し、日本の気候面(高温多湿)だけを考えると、在来工法の方が良いと思われます。

ツーバイフォー住宅は壁構造という特性上、建物の密閉性が非常に高く、内部で火災が発生しても炎が室外に出にくいため、圧倒的に安全性が高 くなります。また、ツーバイフォー住宅が火災に強い理由として、ファイヤストップ材の存在があります。ファイヤストップ材は壁の中に炎が入っても、火災の通り道を塞ぐシャッターの役割を担い、火を閉じこめてしまいます。各階の壁には下枠材や上枠材と呼ばれる構造材が水平に必ず設けられており、これらの水平材が防火シャッターとして機能しています

建物全体が構造用合板、石こうボードなどの面材で覆われているために気密性が高く、住宅そのものが断熱構造になっています。そのため断熱材 を組み込むには最適の構造であり、その性能を最大限に発揮できる利点を持っています。また、一般的に窓のガラス面からの熱損失が住宅の弱点 でもありますが、当社のブランドではアルゴンガス入りの複層ガラスを標準で採用。同時にサッシ枠にも木製や樹脂を採用し、わずかな 点でも熱伝導しにくい工夫が凝らしてあります。

これらの厚い壁と隙間のない高気密住宅のため、家そのものが遮音効果を持ちます。外からはもちろん室内の音も漏らしにくく、近隣への迷惑を気にする必要もありません。断熱材のグラスウールも優れた吸音性があり、相乗効果にて静粛性も高いのが特徴です。

基本的には、材料を工場でプレカットしてくるので、大工の腕の良し悪しに左右されにくい建物になります。