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横浜市南区の不動産会社栄都

営業に関しない受取書は非課税となります。

2012年7月5日 木曜日

金銭又は有価証券の受取書であっても、受け取った金銭などがその受取人に

とって営業に関しないものである場合には、非課税となります。

つまり、印紙を貼らなくてもよいと言う事になります。

ここで言う営業とは、一般に営利を目的として同種の行為を反復継続して行う

こととされており、おおむね次のように取り扱っています。

(1)    株式会社などの営利法人の行為は、その営利法人が直接作成する株式払込金

領収書などを除いて営業になります。

(2) 財団法人などの公益法人の行為は、すべて営業になりません。

(3) 協同組合など会社以外の法人の行為は、次のようになっています。

法令の規定などにより利益金又は剰余金の分配などをすることができることに

なっている法人の場合に、出資者以外の者との行為は営業になり、出資者との

行為は営業になりません。

(4) 人格のない社団の行為は、次のようになっています。

公益及び会員相互間の親睦等の非営利事業を目的として設立されている場合には、営業になりません。

その他の人格のない社団が作成する受取書で、収益事業に関して作成するものは、営業になります。

(5) 個人の場合、「商人」としての行為は営業になり、事業を離れた私的日常生活に関するものは

営業になりません。

なお、店舗などの設備がない農業、林業又は漁業を行っている者が自分の生産物を販売する行為や

医師、歯科医師、弁護士、公認会計士などの行為は、一般に営業に当たらないとされていますので、

これらの行為に関して作成される受取書は営業に関しない受取書として取り扱われます。

国税一覧…すべてご存知でしたか?

2012年6月24日 日曜日

国税とは、その名の通り課税権(税金を徴収する権限)が「国」にある税金のことで、国税は大きく分けると「内国税と関税」に分けられ、内国税はさらに「収得税・財産税・消費税・流通税」に分けられます。

 

 

 

 

収得税:収得税とは、人(個人・法人)の収入(所得)に対して課税される税金のことで、「所得税・法人税・事業税」がその代表です。

財産税:財産税とは、人(個人・法人)が所有している資産(財産)に課税される税金のことで、「相続税・贈与税・固定資産税・自動車税」などがその代表です。

流通税:流通税とは、資産(財産)の権利移転(所得)に課税される税金のことで、「自動車重量税・登録免許税・不動産取得税・印紙税」がその代表です。

相続税:相続税とは、亡くなった人(被相続人)の財産を相続、または遺贈によって取得した時に、その財産に対して課税される国税のことで、相続人と受贈者が納税義務者となります。

地価税:地価税とは、平成4年(1992年)に創設された国税の1つで、人(個人・法人)が「1月1日時点」で保有している土地等(借地権も含む)に対して課税されていましたが、平成10年(1998年)の税制改正によって、課税されなくなりました。

酒税:酒税とは、その名の通り「アルコール分1度以上の飲料」に課税される「国税(流通税)・間接税」の1つで、数ある税金の中でも税負担額が大きい税金の1つとなっています。

ガソリン税(揮発油税・地方道路税):ガソリン税とは、その名の通りガソリンに課税される、「揮発油税・地方道路税」の2つを合わせた国税のことで、その全額が道路整備費、道路建設費などに用いられる目的税の1つです。

石油石炭税:石油石炭税とは、「原油及び輸入石油製品・ガス状炭化水素・石炭」に課税される国税の1つで、平成15年(2003年)の税制改正により、従来の「石油税」から名称が変更されました。

航空機燃油税:航空機燃料税とは、その名の通り、「航空機の燃料(炭化水素油)」に課税される国税の1つで、納められた税金は、「空港整備費など」に用いられる目的税です。

油ガス税(LPガス税):石油ガス税(LPガス税)とは、自動車用(タクシー・ハイヤー)の石油ガス容器に充てんされている石油ガス(LPガス)に課税される国税の1つで、納められた税金は、「国、地方の道路整備費」に充てられる目的税です。

電源開発促進税:電源開発促進税とは、一般電気事業者の販売電気に課税される国税の1つで、納められた税金は、「発電施設の設置促進・運転の円滑化・安全確保・電気の供給の円滑化など」に充てられる目的税です。

たばこ税(たばこ特別税):たばこ税とは、その名の通り「たばこ(タバコ・紙巻・パイプ)」に課税される国税のことで、たばこに含まれる税金は「たばこ税」だけでなく、「たばこ特別税・市町村たばこ税・道府県たばこ税」と、合計4つのたばこ税が含まれているのです。

有価証券取引税:有価証券取引税とは、昭和28年(1953年)に制定された、有価証券(株式・国債など)を譲渡(売却)する際に課税される、日本独特(他国にはない)の国税でしたが、平成11年(1999年)3月31日をもって廃止、撤廃されました。

取引所税:取引所税 とは、取引市場における「先物取引・オプション取引」の取引額に対して課税された国税でしたが、平成11年(1999年)3月31日をもって、廃止、撤廃されました。

とん税:とん税とは、港湾施設などの行政サービスを受けることに対して、外国貿易船の開港への入港に対して課される国税の1つで、外国貿易船の純トン数が課税標準とされ、原則として外国貿易船の船長が申告、納付することとなっています。

印紙税:印紙税とは、明治6年(1873年)に制定、施工された国税のことで、経済取引、「消費貸借契約・不動産売買・譲渡契約・借地権の設定契約・請負契約・ローン契約など」を行う際に作成される文書(契約書・領収書)に課税されます。

登録免許税:登録免許税とは、「不動産売買・会社設立・資格登録など」の資産の権利移転(所得)に課税される、「流通税・国税」のことで、登記の種類ごとに税率、または税額が定められています。

関税:関税とは、商品を輸入や輸出する際に課税される国税のことですが、日本では輸出品には課税されませんので、日本では「輸入関税」を、単に関税と呼んでいます。

 

不動産売買契約書に貼り付ける印紙

2012年5月20日 日曜日
記載された契約金額
1万円未満 非課税
1万円以上10万円以下 200円
10万円超50万円以下 400円
50万円超100万円以下 1千円
100万円超500万円以下 2千円
500万円超1千万円以下 1万円

不動産の譲渡、建設工事の請負に関する契約書に係る印紙税の軽減

記載金額が1千万円を超えるもので、平成9年4月1日から平成25年3月31日までの間に作成されるものになります。なお、これらの契約書に該当するものであれば、土地・建物の売買の当初に作成される契約書のほか、売買金額の変更等の際に作成される変更契約書や補充契約書等についても軽減措置の対象になります。

記載金額

税額
1千万円を超え5千万円以下のもの 15,000円
5千万円を超え1億円以下のもの 45,000円
1億円を超え5億円以下のもの 80,000円
5億円を超え10億円以下のもの 180,000円
10億円を超え50億円以下のもの 360,000円
50億円を超えるもの 540,000円
契約書でも、「契約が成立したので本書一通を作成し、買主がこれを保有し、売主はその写しを保有するものとする」などいれた契約書にしています。
印紙の節約の1つの方法を不動産業者はとっています。