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横浜市南区の不動産会社栄都

不動産投資物件を品定めするとき

2012年2月28日 火曜日

投資物件の品定めをする基準に「利回り」があります。
その投資物件を買った場合、一年でどれくらい回収できるかということですが、

表面利回りは、年間の回収金額÷総建築費の率となります。
アパートなら、年間総賃料÷総建築費ですね。

表面利回りが5%だから「いいじゃん」と思って買ってみたら、思いのほか手元にお金が残らない…という恐怖の体験をする前に計算するのが・・・実質利回り。

上のアパートの例でいえば、

年間総賃料から「管理にかかった費用」「税金」「ローン返済」などをマイナスしなければなりません。買う前からある程度計算できますから、ぜひやってみましょう。
広告に出ているのは、ほとんど「表面利回り」です。だいたい10%とあれば実質は6~8%程度になります。
じゃ、表面で5%の物件の実質は…?想像にお任せします。

特に中古物件を買われた方は、「管理にかかった費用」がかさむことは明確です。ガス給湯機は10年で交換が目安だし、機器の修理や交換ならまだしも、建物の修理となると桁が増えることがありますから要注意です。

ここまでは誰でもが言っていることですが、
実質利回りをちょっと「良くする」材料があります。

それは、「経費」。

特に10戸以上お持ちの方は、事業としての「大家さん」ですから、今までただ払っていた車のガソリン代、飲食費、通信費などが全部とはいいませんが「経費」として認められますので、その分がちょっと浮くことになります。

もちろん株式会社をつくると、その設立費用や、法人税、税理士に払う費用などがあるので、プラス・マイナスはありますけど。

経費が認められることは、内容(やりかた)によっては大きく収支に影響してきます。
でも、投資というものは、その物件を売った時に手元にいくら残りました・・・というのが「成績」。

利回りだけで判断はできないものです。
どう投資していいのか迷っているかたは、勉強会に参加するなり、本を読むなり、それか当社にお出でください。

あ、当社は投資顧問じゃありませんから(笑)

※以前は新築アパートを建てた時、建物にかかる消費税がほとんど戻る・・・という手続きがま

かりとおっていましたが、今は税務署が認めてくれません。

AIJ投資顧問の事件にみる

2012年2月25日 土曜日

今日のニュースで伝えられている大きなニュース…AIJ投資顧問という会社が、企業から預かったお金を運用したところ、預かった資金の大半の約2,000億円を消失させてしまったとのこと。

2,000万円じゃないですよ!その千倍です。

よく似た名前でAIGスター生命という会社がありますが無関係です。

預けた側の多くは企業で、それぞれの社員から集めたお金。
社員は(きっと自分よりうまく殖やしてくれる)会社に預けて、自分はもくもくと仕事をして、
定年になったら退職金以外にも、その年金がもらえるだろう!と思っていたのに、
それがわからなくなってしまいました。

本来、その消えた部分はそれぞれの企業が補てんする仕組みらしいですが・・・できるんでしょうか?心配です。

一方その投資顧問、設立してからずっとマイナスだったいうから困ったもの。
損失はデリバティブの失敗…ですか。わかるわかる。

今度こそ、今度こそ!と…負けを挽回しようと資金を投入してしまうのでしょうね。

それにしても、素人じゃないんだろうし、どんな手を使ってでもプラスにしなきゃ存在意義が無いというもの。

それとも素人同然…だったのでしょうか?

デリバティブ…日本語にすると金融派生商品…といいますが、ますますわからない。

先物取引とか、オプション取引とか…そういうお金そのものの経済と違い、権利の売買…やっぱりわからない。

出資した金額の何倍ものお金を「持たずして」動かせることに魅力があるわけですが、
儲けが出てればそりゃ、普通の仕事なんてできないくらいガッポリ儲かりますが、損を出すと自分の資産を全部売却しても追い付かない…くらいになってしまいます。

自分が稼いだお金で投資するのと違い、お客から「お願いします」と預かったお金ですから、
扱いも軽くなるはずです。募集すればまたお金がやってくるわけですから。

不動産投資の商品にも、似たようなのがあります。
投資家からお金だけ集めて、あとは「不動産で運用して配当をさしあげます」というものが。

そういった商品をこっそり購入して誰に知られることなく儲けちゃおう、とお考えでも、決める前に一度ご相談ください。
どうしても、とおっしゃるのであれば止めはしませんがアドバイスだけさせていただきます。