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横浜市南区の不動産会社栄都

家を持つということ  その1 “夢のマイホーム”

2012年3月3日 土曜日

最近つくずく感じることがあります。つくずく…。

そもそも何が問題なのか、考えることがあります。
なぜそんなことを思うかと言うと、建売新築住宅の物件の多さと、最近のお客様の動きからです。

何回かに分けて、このことを一緒に考えて、感じて頂ければと思います。

よく“夢のマイホーム”という言い方をします。
私が子供のころ、昭和50年前後、ちょうどキャンディーズや山口百恵さんらが全盛の頃から聞いていたフレーズのような気がします。
私の父は公団の抽選に当たって、横浜の土地を買う権利を得ました。

当時はまだ、山だったところを大規模に造成をしていて、JR(当時は国鉄)も通る「予定」の場所でした。

抽選に当たってから、土地の購入までどれくらいかかったか知りませんが、
その当選から家の完成までになんと7年かかりました。

その間、両親はどんな「夢」を描いていたのでしょうか、
ハウスメーカーは、当時小堀住建(現:エスバイエル)、大成建設のパルコン、ミサワホームなどなど、それぞれの主力商品を前面に出していて、私でもどこのどんなブランドの家かある程度わかる程でした。
プレハブ…は仮校舎の為だけのものかと思ったら、家にまでその工法が浸透してきた頃でした。

中には、箱を積み重ねてあっという間にできてしまう家も登場していて、価格も極端に安かったです。
いろいろなカタログが家の中にあって、それを見るのが楽しみでした。

ハウスメーカーが決まれば、そこからが具体的な詰め。

間取りは、壁紙は、外壁の色は、雨戸の色は、カーペットの色は、照明は…
ここが子供部屋で、ここが和室で…と何度もメーカーの担当の方と相談を重ねて決めていきました。

生憎当時、我が家は仕様を自由に選べる財政状況ではなかったので、
母親に言わせれば「思ったように出来なかった」ようです。

ですが(両親にとっての)「夢のマイホーム」が建ちました。
当時から今に至るまでいろいろ改造したところはありますが、おおかた当時のままです。

築35年になりますが、当時の夢が詰まっている家はまだまだ健在。

家づくりは、面倒なこともあります。ですけど家づくりは子供の私にとってもいい思い出になりました。
愛着もありずっと住み続けていきたいと思う家でもあります。

今、建売住宅において「完成するまで待つ」お客様が多いという話をよく聞きます。
家づくりをしている私たちに言わせれば、もったいない!
ぜひ、あなたが検討されているのが建売の物件ならば「着工前」の段階で購入して、
選ぶ喜びと完成するまでの工程を楽しんでいただければと思うのです。

愛着度がかなり変わると思います。それに……このつづきは後日。