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金持ち父さん 貧乏父さん

2011年12月20日 火曜日

今では珍しくないお金に関する本は2000年(平成12年)あたりから顕著にに増えてきたように思います。
私が読んだ中で衝撃的だったのが、「金持ち父さん 貧乏父さん」(ロバート・キヨサキ著)です。これが2000年に出版されていま す。
著者はこの本を皮切りに続編を出していますが、次に出版された「金持ち父さんのキャッシュフロー クワドラント」は前著でホットにした読者の頭をより具体的に整理してくれました。

それまでお金について…ましてや自分の人生設計なんて、私は真剣に考えたことがありませんでした。
生命保険に加入するときに、人生プランらしきものを生保レディーが用意してくれましたが“意外とはかないものなんだなぁ~”と 感じたことを覚えている程度です。

私もサラリーマン時代は、きっと何歳で係長になって、課長になって…あとどうなるんだろ?くらいしか考えていませんでした。

著者のロバート・キヨサキはそんな平凡な(平和ボケしている)私たちに火をつけてしまいました。
お金についてのセンスを持てば、あなたが思い描いていたことが夢ではなくなって現実になる…かも?と教えてくれたのです。

次著のキャシュフロー・クワドラントでは、まず働く人たちを4つの領域に分けます。投資家、ビジネスオーナー、自営業者、従業員。

著者は無理矢理この領域へ行け!と言わない代わりに、それぞれの領域での生き方を書いていますが、
読んだ後どこの領域に行きたいか聞かれたら…迷わず、投資家!やビジネスオーナー!と答えるあなたに変身します。

当時たまたま海外に出る機会があったわけですが、向こうでよく“仕事なにやってるの?”と聞かれます。

ところが日本でよく言うように ○○という会社に勤めています…じゃ答えにならないのですね。その会社で何をやっているか?を説明しないと納得しませんでした 。
従業員を英語に直すと、オフィス・クラークとなるのでしょうが、海外でオフィス・クラークは、日本でいう庶務課の事務員くらいの印象のようです。
いかに従業員という地位が日本以外では評価が低いかを思い知らされたものです。

私たちは“(会社に従順な)いい従業員”になるための教育を受け、そのようになってきたと思います。

でも、この本を読むと「自由になりたい!」と心の奥底から湧いてくる衝動を抑えられなくなります。
さてあなたは変身するでしょうか?

①金持ち父さん 貧乏父さん  ロバート・キヨサキ著 筑摩書房
②金持ち父さんの キャッシュフロー・クワドラント  ロバート・キヨサキ著 筑摩書房