‘不動産売買’ タグのついている投稿

横浜市南区の不動産会社栄都

手付解除の期限

2013年6月10日 月曜日

不動産の売買では、

契約日があると、その次に、住宅ローンの審査のための資料をいつまでに銀行に持ち込みました、ということを売主に知らせる日というのがあり、

その次に、(これは微妙ですが)手付解除の期限が訪れ、ローン特約の期限が来て、ローンの契約をして、決済’(引渡し)日が来る段取りになります。

 

さて、その「手付解除の期限」ですが、手付解除とはこういうことです。

買主は、その期限の日までは、手付金を放棄することになりますが、特に理由に関係なく契約を「や~めた」とすることができる。

というものです。

売主は、ちょっとそういうわけにはいかず、買主から受取った手付金を返すだけでなく、同額を上乗せして、いわゆる“倍返し”を支払えば、契約をやめることができます。

Aさんと契約した後に、どうしてもその物件が欲しいというBさんが現れてしまった場合、Aさんの契約を断ってBさんと契約することができますが、

Aさんから受取った手付金を返すだけではだめで、その同額を上乗せしないといけないということです。

ただ、判例を見ると、その「手付解約の期限」は契約書どおりに行ってないケースが多いようです。

特に、買主が一般の方で、売主が不動産業者やマンションの販売会社というケース。

このケースで、売主側はなんとか契約を固めようとして、手付解約の期限を契約日から1週間後とかにしたいものです。

ところが、裁判になったケースを見ると、

手付解約の期限は月単位で決めるもの、だとか、1~2週間程度の期限では期限自体が無効になる、などの判例があります。

極端にいえば、

決済の直前まで、買主は手付解除の権利を持っている…ということですね。

特に新築マンションの購入時に手付解除で心配をされている方は多いようですので、「もう手付解除の期限が過ぎているからもうダメだ」と早合点しないで、

弁護士などに相談して被害が少なくなるようにしましょう。

 

性質(たち)の悪いマンション販売業者やそのへんのことを知らない担当者にあたってしまうと、こういう大事なことを一方的にうから要注意です。

お気を付け下さい。

 

 

不動産売買における代理と仲介の違いとは・・・

2012年6月5日 火曜日

代理と仲介では「売主と買主との間での、立ち位置が異なる」のです。

代理人の場合、たとえば土地を売る場合なら、「土地を売りたい本人」の

代理を意味するわけです。

「土地を売りたい本人」を、仮にAさんとした場合…

「代理人」は、このAさんに「代わって(Aさんの代理として)」契約を結ぶ立場に

あり、したがって、「Aさんの利益になるような」契約が求められるわけです。

代理人の行為に対する責任は、直接、売主が負うことになるので、代理人は、売主の不利になるような

ことは出来ないのです。

一方、「仲介」とは…

「土地を売りたいAさん」の「代わりに」ではあるけれど、あくまで代理ではなく仲介である以上、「土地を

買いたいBさん」とAさんを引き合わせ、契約を成立させる…でいいのです。

立場的にも、「AさんとBさんの仲介」であるわけですから、「契約を成立させるために、フェアに間を

取り持つ」というスタンスなわけです。

「代理人」は、依頼人(たとえばAさん)サイドに立って話をします。

「媒介」は、AさんとBさんを、公正に取り持つ立場です。

だから、「代理と仲介とでは、立ち位置が異なる」ということになります。

ちなみに、ある売主の代理人を任じていたとしても、ほかの売主の代理人を引き受けることは、

理論上、可能です。

禁じられているのは、「売主の代理人と買主の代理人の両方を引き受けること(双方代理の禁止)」です。

これは、先にも述べたように、「依頼人に不利にならないように」行動しなければならないのに、売主と

買主の両方の代理人を引き受けてしまったら、あちらを立てればこちらが立たず、一種の矛盾が生じて

しまうからです。

(ただし、売主・買主の双方が了解している場合は、双方代理も認められないわけではありません。)

簡単にまとめると…

代理:本人に代わって意思表示(法律行為)を行う

媒介:他人間の法律行為を仲介する事実行為を行う

ということになります。

不動産売買をスマートに決めるコツ

2012年3月26日 月曜日

これまでの私のつたない仲介の成約事例ですが、

思い返してみると、不動産売買・・・買うのも売るのも・・・思い切りが大事だと思います。

探し始めて半年ほど経つと、探し始める前より、いろいろな情報を入手口を知ることになり、営業マンに対しても

“連絡は未公開の情報だけでいいから”

と言うようになります。

ところが、いざそのモードで動いてみるとガセネタが多いことに気づくはずです。
不動産検索サイトのみならず、各不動産業者のホームページやスタッフブログなどもチェックするようになります。

営業マンから知らされていない魅力的な物件が写真付きで不動産業者のホームページに出ていることもあります。
検討に検討を重ね、決断し、冷や汗をかきながらその業者に恐る恐る電話すると、すでに売却済み・・・ガクッ・・・。

業者のホームページはその会社の誰かが削除や更新しない限り何年もそのまま残ります。

以前、「金持ち父さん 貧乏父さん」(ロバート・キヨサキ著)を紹介した時にも書きましたが、

信頼できる仲介業者を持つことが大切なのです。

これは不動産に限ったことではありません。株取引や保険や、車や・・・ちょっとした知識で得する買い方売り方ができる商品の場合に価値が出てくるでしょう。

そして、その営業マンからいい物件を紹介されたら、思い切って決断しましょう。
特に売り時の優柔不断は長期にわたって後悔を呼ぶこともあります。

200万円くらいのディスカウントの要請を断った挙句、後に800万円引きで成約…というケースもあります。

その辺も信頼できる仲介業者があってこそ正直に相談できるというものです。

どうぞ、当社をお役立てください。