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横浜市南区の不動産会社栄都

今の横浜があるのは、あるひとりの女性の・・・?

2012年4月2日 月曜日

私は横浜の小学校にわずか2学期しか在籍していなかったからか、横浜の小学生が必ず習うある人のとこに十年ほど前まで無知でした。

その人の名前は吉田勘兵衛(よしだ・かんべい)。今の、横浜の街があるのはこのかた(だけではありませんが)のおかげなのですね。

もともと、横浜の関内、中華街、横浜スタジアム、伊勢佐木町モール、そして阪東橋にある当社のあたりは入り海でした。

1656年(江戸時代)からこの地域の開発が始まりました。

開発は豪雨などで何度も挫折する難工事だったらしいです。

ここから先は言い伝えですが、
難工事ゆえに、職人は“海神様のたたりだ”と去っていく人も多くなったときの事、
勘兵衛は思案に暮れ「海神のたたりを鎮めるには、人柱を立てるよりない」と独りごとを言ってしまたようなのですが、それを聞いた下女

(召使い?)のおさんは人柱となり・・・つまり生きたまま…埋めたんですか?本当に?・・・のです。

その後は、どんな暴風でも堤は崩壊せず工事が進んでいき、今の街の文字通り地盤ができたのです。

その「おさん」は、人柱となった堰の位置にある日枝神社(ひえじんじゃ)に祀られていて、今でも毎年9月には日枝神社例大祭といった祭りでおさんへ感謝というか、鎮魂がされているのです。