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横浜市南区の不動産会社栄都

二世帯住宅 を考える

2011年12月20日 火曜日

二世帯住宅…間取りの取り方でいろいろ成功失敗がありそうですよね。
私も実は二世帯にしているのですがほとんどすべてを「別」にしました。
同じなのは門扉だけでしょうか。
今のところこれでも成功している内かと思っていますが、ここではメリットに焦点をあてて書くことにします。

現在、市場に出ている新築物件をみると、土地20~30坪、建物100㎡前後の3~4LDKというのが売れ筋ではないでしょうか?

購入者の年収、自己資金からすると、消去法でそういった物件しか残らない…というのも事実のようです。

でも、ちょっと考えに入れていただきたいのが二世帯で住むということ。

私が二世帯を選んだのは、母を亡くし、視力が弱い父を一人家に残す心配…が最も大きな理由でしたが、
母を家で看取ったことも大きかったです。
現在、人が最期を迎えるのはたいていの場合病院ではないでしょうか?

最期の最期まで酸素を送ったり、人工呼吸器をつけたり…注射したり…。
これはとても痛々しい姿です。

病院もビジネスですから、入院しているからには処置をしないといけません。
処置することが嫌ならばご自宅で…となります。

家に連れ帰った時、母はとても安堵した様子でした。24時間看護はなくなり家族は大変なことになりますけど、私の子供がそういった一連の様子を見、祖母の死に臨んだことがどれほど大切だったか…と思っています。

昭和40~50年頃の建物は、今の建売住宅と違い、部屋は多く、しっかりした構造になっていて、リフォームすれば今フウになります。
暗い部屋は壁をブチ抜いて明るくします。使わない和室は思い切って洋室にします。
狭い風呂場は1坪タイプにして、追いだき機能つきの湯沸かし器を、後ろ向きだったキッチンをカウンター対面式にして…。

20坪100㎡の建売住宅では得られない「余裕」が得られることでしょう。

二世帯にすることで、祖父母という存在をファミリーに入れることでそこに社会ができるはずです。
父親(の私)が何度言っても聞かない子供も、祖父から一回言われたら聞く…ということもあります。

私のお勧めは、二世帯でも全部別。絆が見直されている昨今、たとえ郊外でも二世帯で住むという選択を検討してみてはいかがですか?